NHK8月16日 22時25分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170816/k10011101971000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

南米エクアドルのガラパゴス諸島の沖合で、国際的な団体から「絶滅危惧種」に指定されているシュモクザメを大量に積んだ中国籍の船が摘発され、シュモクザメはフカヒレの原料としても根強い需要があることから地元の当局などは密漁の可能性もあると見て調べています。

エクアドル海軍などによりますと、ガラパゴス諸島の沖合で、13日、サメなど合わせて300トンの魚を積んだ中国籍の船が、軍などに摘発されました。

積み荷の多くは、世界の野生生物の専門家などでつくるIUCN=国際自然保護連合から「絶滅危惧種」に指定されているシュモクザメで、中国料理に使われるフカヒレの原料としても根強い需要があることから、地元の当局は密漁の可能性もあると見て調べています。

ユネスコの世界遺産にも登録されているガラパゴス諸島は、沖合がサメなどの漁獲が規制される海洋保護区域に指定されていますが、密漁が後を絶たず、2年前には、アジア向けに輸出される予定だったサメのヒレ20万枚が警察に押収されています。