>>166
サンケイのデマ報道に騙されっぱなしになってるんだね。可哀想に
サンケイのデマを暴いた資料があるので読んで見ろよ。

サンケイ新聞が「731部隊の細菌戦が嘘っぱちのでっち上げだったことが確認された!・・・ 」と
ネット上ttp://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/11866917.htmlで提示しているが,これは空想的主張である。

このデマ情報は,ネットウヨクのヘイトスピーチの根拠として使われ,アジア極東地域の平和と安定の維持を阻害する重大問題情報である。
なぜなら,このデマ情報が日本国内に駆け巡ることにより,中国の対日感情を害し,日中友好のための大きな妨げとなるからである。
 このようなデマ情報を流す産経新聞の意図を確認し,修正させ,デマ情報を流した中心人物に対する処罰を行うべきである。

(サンケイ新聞のその資料の下段の部分の要約は次の通り)
旧日本軍「細菌戦研究」 米が機密文書公開
 米国立公文書館は,米情報機関の機密文書10万ページ分を公開した。
 旧日本軍が満州で活動した731部隊関係者の記録が含まれ,情報内容の大半は731部隊など細菌戦研究に関するものだ。
 大戦下で,米側は日本の細菌兵器使用を警戒し,奉天で連合軍の捕虜に細菌実験が行われた形跡がないか戦後調べていた。
米本土に風船爆弾が細菌戦に使われないか回収物を大戦末期に調べ,「細菌戦を想定していない」と結論づけていた。
 米側は,731部隊の創設者石井中将に強い関心を示しており,46年から47年には中将に関する報告や繰り返された尋問調書が残されている。
 石井中将は自らと部下の保身と引き換えに,細菌戦研究の成果を米側に引き渡したとされ,米軍最高機密文書はこの説を裏付けている。
★「細菌兵器計画の主要人物である石井中将は,問題全体にかかわる協約を現在執筆中だ。文書には細菌兵器に関する彼の着想を含む。
石井中将の研究の骨格が示される見通し」
 日本山中に隠されていた「細菌に侵された人から採取された病理学上の標本スライド多数」が,47年に米側に提供されることも付記されていた。
 米側は,旧ソ連に細菌戦に関する情報が渡ることを強く警戒,旧ソ連が請求した細菌戦関連の証拠引き渡しを渋る一方,
731部隊関係者らが「モスクワ近郊で細菌兵器の研究に従事している」とする48年の情報も明らかにされた。
(2007/01/18産経新聞)(以上)

 要するに,公開された米情報機関の機密文書10万ページ分の中に731部隊の細菌戦の資料が含まれてないから,「731部隊の細菌戦が嘘っぱちのでっち上げだったことが確認された!・・・ 」と主張しているわけである。
この判断にはいささか無理がある。戦争の出来事や情報等を次のような集合として考えればわかりやすい。

太平洋戦争中に生じた出来事 U
太平洋戦争について残されている記録の全て A
太平洋戦争に関する米軍機密文書 B
産経の主張の根拠となる米情報機関の機密文書10万ページ C

これらの集合の大小関係は  U> A> B> C となり、公開された米機密文書10万ページ分は戦争で起こった出来事全体を代表してはいないと言える。