ネットで話題“3000年に一度咲く花”とは?
8月22日 20時27分
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「三千年に一度だけ咲くと言われている優曇華(うどんげ)の花を見つけました」 
こんなコメントとともにインターネットに投稿された画像が、今、話題になっています。可憐な“花”の正体は?
(ネットワーク報道部記者 管野彰彦)

◇「優曇華の花」話題に

投稿された画像は、小枝から細い茎のようなものが伸び、先端の丸い部分が淡い黄色に色づいています。数十の小さな花が風にそよめくような、神秘的な光景が収められています。

投稿したのは「渡辺福助」さん。今月20日、神奈川県大和市の自宅近くの公園で偶然、見つけました。最初は「キノコなどの一種かな」と思ったそうですが、
やがて、以前、何かの本で見たことがある「優曇華」の花だと気付きました。

「優曇華」は「うどんげ」と読みます。「3000年に一度花をつける」と言われています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170822/K10011107761_1708222005_1708222009_01_03.jpg

画像がツイッターに投稿されると、ネット上では「小さくてかわいい」「めっちゃ綺麗」といった感想のほか、「優曇華の花って実在するの!?」「伝説のものと思っていた」といった驚きの声が数多く寄せられました。
リツイート数は、2日間で2万5000を超えました。

◇ 花の正体 実は…

「3000年前の縄文時代以来、初めて咲いた花」…なんて思うと、とてつもなくロマンを感じてしまいます。

でも、実はこの正体、「クサカゲロウ」という昆虫の卵なんです。石川県白山市にある「石川県ふれあい昆虫館」の学芸員、渡部晃平さんに画像を見てもらいました。「クサカゲロウの卵に間違いない」とのことでした。