http://www.afpbb.com/articles/-/3140210?act=all

【8月24日 時事通信社】マティス米国防長官は23日、トルコのエルドアン大統領とアンカラで会談した。トルコのメディアによると、シリアのクルド人組織への対策が主要議題となり、エルドアン大統領は米国による同組織支援を認めない考えを改めて表明した。

 会談では、イラクで9月に行われる予定のクルド人自治区の独立の是非を問う住民投票や、ロシア製の地対空ミサイルS400を購入するトルコの計画についても協議した。クルド独立投票をめぐっては、米国とトルコはいずれもイラクの領土の一体性を損なうとして懸念を示している。

 米国とトルコは、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)と戦うクルド人組織の扱いをめぐり意見が対立している。米国は5月、ISが首都と称するシリア北部ラッカの攻略に向け、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)への武器供与を開始。トルコは、SDFの主力を担うクルド人組織をトルコの反政府武装組織、クルド労働者党(PKK)と一体と見なし、PKKへの武器流出の懸念から反発している。(c)時事通信社

2017/08/24 01:23(シリア)