陸上自衛隊の国内最大規模の実弾演習「富士総合火力演習」が24日、
東富士演習場(静岡県御殿場市など)で始まった。
隊員約2400人、戦車・装甲車約80両が参加。

27日まで昼3回、夜2回実施予定で、
一般公開される27日は小野寺五典防衛相も視察に訪れる。

24日昼の演習には自衛隊関係者ら約1万7000人が見学に訪れた。
演習前半は155ミリりゅう弾砲や120ミリ迫撃砲、90式戦車、10式戦車など
主要装備品の紹介を目的とした実弾演習。

戦車並みの火力があり時速100キロの高速走行ができる16式機動戦闘車と、
編成予定の水陸移動団に配備予定の水陸両用車が登場した。

後半は陸海空が統合し、離島奪還を想定した演習。
戦闘機やヘリコプターも訓練に参加。
演習場には、戦車のごう音や戦闘ヘリコプターの軽快な発射音が響き、
大砲の白い煙と舞い上がる黒い土煙に覆われた。

使われる弾薬は昼の演習で1回約36トンで約3億9000万円相当、
夜の演習で約15トンで約1億1000万円相当という。

写真:離島奪還を想定した富士総合火力演習
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以下ソース:毎日新聞 2017年8月24日 17時29分(最終更新 8月24日 17時32分)
http://mainichi.jp/articles/20170825/k00/00m/040/011000c