長野県警小諸署の歴代署員が、小諸市内のゴルフ場から約30年間にわたり、プレー代の最大約4割の割引サービスを受けていたことが、県警幹部らへの取材で分かった。

明らかな法令違反ではないものの、地元の特定企業から便宜を受けていると疑われかねない状況だ。県警監察課の山本邦男課長は「見直すべき点があれば必要な対応をとりたい」とコメントした。

 ゴルフ場関係者によると、本来のプレー代(非会員)は年間で最も高い8月中旬で1万6000円だが、予約時に署員であることを伝えれば、6000〜7000円を割り引いていた。共済組合などの福利厚生サービスとして契約されたものではなく、関係者は「開業した約30年前、客を呼び込む営業の一環として始め、他の民間企業や団体にも行ってきた」と説明する。

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http://yomiuri.co.jp/national/20170824-OYT1T50179.html