フロリダ州政府は、人種差別に基づく殺人で有罪死刑を宣告されていた男性に対し、これまで使用されたことのない鎮痛剤を用いて死刑を執行した。
AP通信によると、マーク・アサイ死刑囚(53)は、フロリダ州で人種差別犯罪者として初めて極刑を科された。
彼は1987年に人種差別によりアフリカ系米国人を殺害したことで最高刑の死刑を宣告されていた。

今回の死刑執行にあたり薬物注射に使用されたのは新薬の鎮痛剤「エトミデート」。
この目的では従来は「ミダゾラム」が使用されていたが、製薬会社側が相次いで死刑に用いるための供給を拒んだことから、調達が難しくなっていた。

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