http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/k10011117401000.html
8月29日 13時22分

スマートフォンなどの位置情報システムの性能を飛躍的に高める日本版GPS衛星「みちびき」の4号機について、打ち上げを行う三菱重工業などは、ことし10月10日に鹿児島県の種子島宇宙センターから、H2Aロケットで打ち上げると発表しました。

「みちびき」は、アメリカのGPS衛星と同じように地上の位置情報を得るための衛星で、4号機は1日当たり8時間程度、日本付近の上空にとどまる特殊な軌道を回ります。

打ち上げを行う三菱重工業などは、今月19日に打ち上げた3号機に続いて、4号機をことし10月10日の午前7時ごろに、鹿児島県の種子島宇宙センターから、H2Aロケット36号機で打ち上げると発表しました。

4号機の打ち上げが成功すると、「みちびき」は目指していた4機体制が完成し、来年春に本格運用が始まれば、GPSの位置情報の誤差を現在の10メートルほどから数センチにまで縮め、建設・農業機械の自動運転や、ドローンによる物資輸送など、さまざまな分野のサービスに利用できると期待されています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170829/K10011117401_1708291310_1708291322_01_02.jpg