http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011119231000.html?utm_int=news_contents_news-main_004

30日午後、岐阜県多治見市の中央自動車道の上り線で、舗装工事の現場にトラックが突っ込み、トラックの積み荷などが下を通る国道に落下しました。この事故で、これまでに合わせて9人がけがをし、このうち工事現場にいた男性1人が意識不明の重体だということです。

30日午後2時前、岐阜県多治見市の中央自動車道の上り線で、1車線を規制して行われていた舗装工事の現場にトラックが突っ込み、工事車両などと衝突したほか、作業員らをはねました。

この事故のはずみで、トラックに積んであった赤色のプラスチックの原料などの積み荷や、工事現場の簡易トイレが下を通る国道248号線に落下し、国道を走っていた車4台が巻き込まれました。

警察と消防によりますと、これまでに高速道路で6人、国道で3人の合わせて9人がけがをし、このうち、高速道路の工事現場で作業をしていた40代と見られる男性1人が意識不明の重体だということです。

事故を起こしたトラックは、医療用のフィルムに使うプラスチックの原料などを積んで、30日午前9時ごろ、大阪・茨木市を出発し、岐阜県恵那市へ向かっていたということです。

運転手はけがをして病院で手当てを受けていて、警察は回復を待って事情を聞く方針です。

現場は多治見インターチェンジの近くで、中央自動車道の上り線は現在も愛知県の小牧東インターチェンジと岐阜県の多治見インターチェンジの間が通行止めになっていて、中日本高速道路によりますと復旧の見通しは立っていないということです。

巻き込まれた会社員 「突然 視界が真っ赤に」

国道を乗用車で走っていて事故に巻き込まれた30代の会社員の男性は「突然、視界が真っ赤になって、上から滝のように赤いものが降ってきた。とにかくびっくりした。後ろを走っていた人がけがをしていたようだったので救急車を呼んだ」と話していました。

8月30日 17時52分