長年のご愛顧ありがとうございました――。イトーヨーカドー奈良店(奈良市二条大路南1丁目)が10日、閉店する。売り場は、セールに訪れる買い物客で最後のにぎわいを見せている。

ちらしで閉店日を公表した7月28日。店内に「閉店売りつくし」の垂れ幕が連なった。正面玄関に従業員や客が思い出をつづったカードが貼られた。

2003年、売り場面積約3万5千平方メートル、65のテナントが入って開業した。食料・衣料品、家電製品の店舗や市美術館、フットサルコートを備え、若者からお年寄りまで幅広い客に親しまれた。

運営するイトーヨーカ堂の親会社セブン&アイ・ホールディングスの広報担当者によると、昨年3月に打ち出した方針が閉店につながった。20年度までに、イトーヨーカ堂が展開する総合スーパーなどのうち採算性の低い40店を閉鎖すると発表。奈良店もその対象になった。

東京商工リサーチ奈良支店の佐藤公一課長は、大型店が増えて競争が激化する状況が業績不振の一因とみる。奈良店の5キロ圏内にイオンモール高の原、同大和郡山、ならファミリーなど競合店が多数ある。

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