>>579
それと歴史を知らなすぎる
これは日本の保守の一部にも言えるが、
米国は単純にキリスト教的な判断で、

共産主義を撃退した
したがって、共産主義でなければ(日本みたいに)なるはずだ
という勝手な妄想にかられてしまった
これはキリスト教が二元論で成り立っているからなんだけど
でもって、たとえば中国には「共産党が市場を開放すれば、日本みたいになるはず」とか、
ソ連も「解体して自由化すれば、西欧みたいになるはず」と考えた

だが、実際はそうならなかった

中国に関して言えば、共産主義と中華思想が米国への脅威になる
これは日本を含めた他のアジア諸国とも一致する
ところが歴史認識の足りない米国人には理解が出来ない
そして、もうひとつ重要なのは、

   共産主義かどうかは、あまり重要ではない

ということである
ここも歴史的背景を完全に無視して、キリスト教の二元論を当てはめただけで考えてしまった
「共産主義が悪いんだから、市場開放した分日本に近づく」
結果はどうなったか?
中国は侵略国として成長してしまった
まさにここが歴史の重要性を示している部分である

ロシアを見てみよう
ロシア帝国は、昔から膨張主義を取り、南下することを試みていた
ソ連になってからもロシアは、常に膨張主義を取り、南下し続けた(例:アフガニスタン紛争)
ならば、ソ連が崩壊しても同じではないのか?
実際そうなっている

中国も同じだ
中国人が常に「一つの中国」を目指せば、
その裏には中華思想があるのは明白である
ならば、共産党が倒れようが、共産党が自由党に看板を挿げ替えようが、
全く関係ないことくらいすぐ分かる
中華思想を捨てていない上、「新しい帝国」が誕生するだけだ
ここをきちんと理解して対応しないから、こういう結果になる