「世界最短の鉄道」米ロサンゼルスで再開 「ラ・ラ・ランド」で脚光…観光客らに人気
産經新聞(共同通信):http://www.sankei.com/world/news/170902/wor1709020018-n1.html

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運行を再開したケーブルカー「エンジェルス・フライト」=30日、LA(AP)

 米ロサンゼルスで、1901年に誕生し、2013年から止まっていた「世界最短の鉄道」と呼ばれるケーブルカー「エンジェルス・フライト」が2日までに運行を再開した。
人気ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」の1シーンで使われて脚光を浴びたこともあり、多くの観光客や市民でにぎわっている。

 中心部ダウンタウンで住宅や高層ビルが並ぶ小高い丘までの約91メートルを結び、料金は1ドル(約110円)。
乗っている時間もあっという間だが、ケイナ・スネルさん(19)は「映画で見た通りだ」とうれしそう。
ディーン・レーガンさんは「街の歴史の一部。再開を待ちわびていた」と話す。

 69年にいったん廃止となり、96年に場所を移して運行再開。
脱線事故などで止まっていたが、当局は安全性が確認されたとしている。
ロサンゼルスを舞台とする数々の推理小説でも登場し、運行再開を求める声が高かった。(共同)