>>99
「東条内閣の決定を私が裁可したのは立憲政治下に於る立憲君主として已むを得ぬ事である。
 若し己が好む所は裁可し、好まざる所は裁可しないとすれば、之は専制君主と何等異る所はない」

「建前として天皇は国務大臣の輔弼によって国政をなさるのではあるが、 時には強い御意見をのべられることもある。
天皇が御納得されない場合は、 概ねの場合問題はそのままサスペンドされて決定が延ばされるか内閣の方が考え直すのを例とした。」
(木戸幸一日記)

「陛下の御政務には・・陛下にご覧にいれる認可を受ける書類はたくさんあるんです・・・
このご允裁も、納得のいかないものには『可』とお押しにならないで、ご自分の別の引き出しに入れておしまいになる」
(海軍侍従武官・山澄貞次郎)

老獪な狸爺なのは知っている。