http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170903/k10011123901000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_009

地方の病院に勤める医師の負担を軽減することで定着を図っていこうと、厚生労働省は、休日などに都市部の大学病院などから医師を派遣し、代わりに診療を行う取り組みを来年度から全国で実施することになりました。

都市部から離れた地域の中には医師不足が深刻化しているところがあり、厚生労働省が去年、全国の医師およそ10万人を対象に行った調査では、51%の医師が、東京23区や政令指定都市、それに県庁所在地などを除く地方で勤務する意思はないと答え、その理由として、医師が少なく、大量の業務を1人で負担させられる不安があるという回答が目立ちました。

厚生労働省は、地方の病院に勤める医師の負担を減らして定着を図っていこうと、休日などに都市部の大学病院や中核病院などから医師を派遣し、代わりに診療を行う取り組みを来年度から実施していくことになりました。

厚生労働省は、医師の派遣手当などの費用を負担することにしていて、こうした派遣によって、地方の病院の医師が1週間のうち3日は、休日や専門医の資格を取得するための研修などに当てられるようにしたいとしています。

9月3日 4時07分