9月3日 18時03分

北朝鮮が6回目の核実験を行ったことを受けて、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領も出席して開催されたNSC=国家安全保障会議のあと大統領府のチョン・ウィヨン(鄭義溶)国家安保室長が記者会見しました。

それによりますと、NSCの中で、ムン大統領は、核実験やICBM=大陸間弾道ミサイル級の発射など北朝鮮による相次ぐ挑発行為に対して、国際社会とともに最も強い懲罰の方法を検討するよう指示したということです。

そのうえで、チョン室長は、「核とミサイル開発を、完全かつ検証可能で不可逆的な方法で放棄させる。北を完全に孤立させるために国連の安全保障理事会での制裁決議などすべての外交的な方法を検討していくことにした」と述べ、国連安保理で新たな制裁決議の採択を目指すことを明らかにしました。

また、「北の核施設とミサイルを無力化させるための韓国軍の打撃力をはっきり示す。またアメリカ軍が保有する最も強力な戦略資産を展開させることも協議していくことにした」として、アメリカ軍に対して、爆撃機やステルス戦闘機の派遣などを要請することを示唆しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170903/k10011125041000.html