ミュンヘンに向かう飛行機のトイレで見つかったカメ(ミュンヘン爬虫類収容センター提供)
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 【ベルリン=井口馨】カリブ海に浮かぶドミニカ共和国からドイツ南部ミュンヘンに到着した独航空会社コンドル航空の国際線の機内で8月28日、係員が子ガメ1匹を発見し、保護した。

 観光帰りの乗客が違法に欧州へ持ち帰ろうとした可能性がある。

 カメを引き取ったミュンヘン爬虫はちゅう類収容センターが明らかにした。発見時、子ガメはトイレの床をはい回っていたという。ドミニカ共和国ではバザール(市場)でカメが売られており、軽い気持ちで購入した観光客が処置に困るケースがあるという。

 欧州連合(EU)では、加盟国内への生物の違法な持ち込みが発覚した場合、税関で没収された上で、高額な罰金が科せられる。

配信2017年09月05日 11時27分
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