「人生100年会議」有識者に10〜80代の13人…超長寿本著者や学生起業家も
産經新聞:2017.9.5 22:38更新
http://www.sankei.com/politics/news/170905/plt1709050061-n1.html

 茂木敏充経済再生担当相は5日の記者会見で、安倍晋三政権の看板政策「人づくり革命」の具体策を検討する「人生100年時代構想会議」の有識者メンバーを発表した。
超長寿時代の生き方を提唱し、日本でもヒットした「LIFE SHIFT」の著者で、英ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授(62)ら10〜80代の幅広い年代から13人を起用した。
初会合を11日にも開く。

 メンバーの最年少は中学生のときに起業し、現在もIT企業の社長を務める慶大2年生、三上洋一郎氏(19)、最年長は定年後にパソコンを学び、81歳でゲームアプリを開発した若宮正子氏(82)。

 会合では「人生100年時代を見据えた経済社会システムを実現する」(茂木氏)とし、教育機会の拡充、大学改革など、4つのテーマについて議論。
焦点となる高等教育の無償化に関しては、在学中の授業料はいったん国が負担し、卒業後に所得に応じて返済してもらう「出世払い」方式の導入や返済不要な給付型奨学金の拡充も検討する。

 会合を月1回ペースで開いて年内に中間報告をまとめ、可能な政策は平成30年度当初予算に反映させる方針。