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安倍総理大臣はロシアのプーチン大統領との日ロ首脳会談などに臨むため、ウラジオストクに向けて出発しました。出発に先立って安倍総理大臣はプーチン大統領との会談で、北方領土での共同経済活動の具体化を通じて平和条約交渉の進展を図るとともに、北朝鮮に核や弾道ミサイル開発の断念を迫る方策を協議する考えを示しました。

安倍総理大臣は6日から2日間の日程でロシア極東のウラジオストクを訪れて、ロシアやアジア太平洋地域の国や企業の関係者が参加して開催されている「東方経済フォーラム」に出席し、プーチン大統領や韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領らとの個別の首脳会談にも臨むことにしています。

出発に先立って安倍総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し「プーチン大統領とは19回目の会談となるが、共同経済活動や元島民の自由な往来をさらに具体化させ、平和条約の問題を進展させたい」と述べました。

また安倍総理大臣は「北朝鮮が今の道を進んでいくのであれば明るい未来はないと理解させ、現在の政策を変えさせなければならない。日ロ、あるいは国際社会で連携していくための会談を、プーチン大統領やムン大統領との間で行いたい」と述べ、北朝鮮に核や弾道ミサイル開発の断念を迫る方策をプーチン大統領らと協議する考えを示しました。

安倍総理大臣は6日午後0時半すぎに政府専用機でウラジオストクに向けて出発し、到着後、旧ソビエトによるシベリア抑留で亡くなった日本人の慰霊碑を訪れて献花することにしています。

9月6日 13時08分