生徒全員がママか妊婦 米国の公立高、3歳児連れ登校も
朝日新聞:2017年9月6日17時38分
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父の日のイベントでピクニックをする生徒とその家族ら(フローレンス・クリテントン高校提供)
(他の画像は掲載元でどうぞ)

■小さないのち みんなで守る

 若年での妊娠・出産が相次ぐ現実を受け、米国には、学業を続けられるよう支援する取り組みがある。
生徒は全員、母親か妊婦という米コロラド州の公立高校。
生徒たちは子どもを校内の託児所に預け、授業を受けたり、部活に励んだり。
そんな「ママさんハイスクール」を記者が訪ねた。

 米西部コロラド州の州都デンバー。
フローレンス・クリテントン高校には午前8時、少女たちが赤ちゃんを抱っこしたり、ベビーカーを押したりして登校してくる。
生徒たちは赤ちゃんを敷地内の託児所に預け、教室に向かう。

 入学条件は、14〜21歳の母親か妊婦であること。
同校によると、主に州内から集まった全校生徒220人のうち、75%が母親、25%が妊婦だ。18歳以下が8割を占める。

 クラリサ・ベイルさん(18)もそんな「ティーン・マム(10代の母親)」の一人だ。2年前から、娘のスカイラちゃん(3)を連れて登校する。

 「この学校に出会って、私は変わった」

 妊娠を知ったのは、薬物中毒に…

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