尖閣最前線、宮古島に離島初の海保射撃訓練場
2017年09月06日 07時07分

 海上保安庁は、尖閣諸島周辺警備の拠点・宮古島(沖縄県)に常駐する海上保安官の訓練態勢を
強化する方針を固めた。

 2019年度中に、離島では初の射撃訓練場を整備し、領海侵入した中国漁船の乗組員を想定した
制圧訓練も行う予定。尖閣諸島国有化から11日で5年を迎えるが、領海侵入は後を絶たず、
同庁は「宮古島の保安官の能力向上は最重要課題の一つだ」としている。

 海上保安庁によると、尖閣周辺での中国漁船や中国公船による領海侵入は、国有化された
12年以降増加。領海侵入した中国漁船への退去警告数は15年にいったん減少したが、昨年は
再び増え、104件に達した。昨年8月には、最大15隻の公船と200〜300隻の漁船が
尖閣周辺に押し寄せた。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20170905-OYT1T50131.html