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ことし7月、強い毒を持つ南米原産のヒアリが見つかった横浜港で、コンテナの中から新たにヒアリが見つかり、横浜市は殺虫剤で処分するとともにわなを仕掛けるなどして警戒を続けています。
横浜市では、ことし7月に横浜港の本牧ふ頭で幼虫やさなぎを含む700匹余りのヒアリが見つかり、関係機関が水際での対策を続けています。

こうした中、4日に本牧ふ頭のコンテナ置き場で作業員が空のコンテナを点検をしたところ、床にアリがいるのを見つけ、その場ですべて殺虫剤で処分したということです。

市によりますと、見つかったのはおよそ60匹で、専門機関で分析した結果、いずれもヒアリと確認されました。女王アリや幼虫はいなかったということです。

このコンテナは、アフリカのジブチを出港したあと中国などを経由して先月15日に横浜港に陸揚げされ、中に入っていた個人の荷物はすでに運送業者が都内に運んでいることから、環境省が荷物の行方を確認し、ヒアリが見つかっていないか調べることにしています。

横浜市の担当者は「注意喚起を続ける中、非常に小さなヒアリを見つけてもらえており、水際対策の効果はでている。わなを仕掛けるなどして引き続き警戒を続けたい」と話しています。

9月6日 21時23分