>>734
わかってないのはあなたのほう
分子数個しかない系ならかき混ぜてるうちに元の状態に戻せる場合はある
つまり可逆過程だよ

コーヒーを逆にかき混ぜても元に戻せないのは分子の数が多いせいで
元に戻る確率が極端に低くなってるだけ
無限に近い時間を使えるならコーヒーとミルクに分かれる可能性はゼロではなくなる

お湯の例でもまったく同じことがいえる
温度とは分子の運動エネルギーのことだから、室内とコップの水を合わせた全系で
温度が均一な平衡状態になるのは運動エネルギーの高い分子、低い分子の分布が
系内で均等になるから

なぜ均等になるかというと、運動エネルギーの高い分子と低い分子が衝突を繰り返して
分子ごとの運動エネルギーがどんどん変化することでシャッフルされていき
高エネルギーの分子と低エネルギーの分子が適当に混ざり合った状態になるので
室内の温度もコップの中の水の温度も均一になる

均一になった後もすべての分子が同じ運動エネルギーになるわけじゃなくて
相変わらず高エネルギーの分子もあれば低エネルギーの分子もあってランダムに動き続けている
しかしマクロな視点からみるとその分布が均一になってるので温度はそれ以上変化しない

しかし、これも分子の数が圧倒的にたくさんあるからいえる話
分子の数が極端に少なければ室内のどこかに高エネルギーの分子が偏って分布するような状態も
自然に発生できるだけの確率をもてるようになる