「歴世庵」というブログに星亮一著:『偽りの明治維新』 という記事がある。
要は星氏は「会津藩」の「被害者性」「正当性」を主張したいが故に
会津藩に都合の悪い史料を無視して物を書いている。
「小説家」としてそれを行うのなら(「小説」はフィクションだから、
まだ許せるということだろう)ともかく、彼は「小説家」と「歴史家」の
肩書きを使い分け、「歴史家」の肩書きの際にもそれを行い
「会津観光史学」なる、「史学」とはまるで違う・・・
「会津藩の悲劇」「会津ファン」に受ける「幕末会津史」を作り上げているのだそうな。
(ちなみに今、星氏は戊辰戦争研究会なるものを主催している。)

引用記事では、越後口・・・すなわち越後長岡藩救援のため
出兵した会津藩士が、いかに民衆に対し搾取・略奪してきたかという史料が
多く残されているにもかかわらず、それらを無視していると主張している。
搾取・略奪の内容は上杉家の戊辰戦争というサイトの
会津藩から見た北越戊辰戦争に詳しい。

また新政府による埋葬禁止令もなかったようだ。  
さらに斗南藩移封についても、猪苗代か陸奥か…どっちでもいいよと
内示されたのだが、会津藩は京都守護職の職責を果たすため財政難に陥り
会津戦争の戦費も重なって莫大な借金を領内の商人とかから借りていた。
また領民の心も「強搾取」により離れ、一揆まで起きる始末
(出展はここの真ん中へん・・・とても猪苗代には居れなかっただろうということだ。