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宇都宮市の障害者支援施設で、ことし4月、知的障害のある20代の入所者の男性に職員が暴行を加え、腰の骨を折って一時、意識不明となる大けがをさせた疑いがあるとして、警察は11日午前8時半すぎ傷害の疑いで施設などの捜索を始めました。

捜索を受けているのは、宇都宮市にある障害者支援施設「ビ・ブライト」と施設を運営する社会福祉法人「瑞宝会」の本部です。

警察の調べによりますと、ことし4月、この施設に入所していた知的障害のある20代の男性が体調不良を訴え、病院で詳しく調べたところ、腰の骨を折って一時、意識不明となる大けがをしました。現在は回復に向かっているということです。

警察は、医師の診断で外部から強い力が加えられ、男性がけがをしたと見られることや、職員の証言などから、男性が施設の職員から暴行を受けた疑いがあるとして、午前8時半すぎ、施設などの捜索を始めました。

この施設は知的障害者などの生活支援を行う施設で、およそ30人が入所し、日中は8人、夜間は2人の職員が勤務しています。社会福祉法人「瑞宝会」の土屋和夫理事長は、10日、取材に対し、「施設内でけが人が出たことについては深く反省している。内部で調査をした結果、虐待があったことは確認されていないが、警察の捜査は真摯(しんし)に受け止めたい」と話しています。

9月11日 9時30分