鹿嶋署は11日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の容疑で、鹿嶋市下津の鍛治工、鈴木康央容疑者(50)を逮捕した。また、鈴木容疑者をかくまったとして犯人隠避の容疑で、神栖市神栖の建設作業員、沼田隆之容疑者(51)を逮捕した。2人は容疑を認めている。

 鈴木容疑者の逮捕容疑は、8月26日午後9時55分ごろ、鹿嶋市宮中の市道で軽乗用車を運転中、乗用車と衝突。鈴木容疑者の車に同乗していた同市下津の無職、高田正二さん(62)が死亡し、同市の無職女性(50)が軽傷を負う事故を起こしたとしている。

 沼田容疑者の逮捕容疑は、事故後に現場で同署の捜査員に対して「自分が運転していた」と嘘をついて鈴木容疑者をかくまったとしている。

 同署によると、現場は片側1車線の見通しの良い直線道路。沼田容疑者は鈴木容疑者の知人で、鈴木容疑者の車には同乗していなかった。関係者の聞き取りや沼田容疑者の説明と車の損傷などから矛盾点が浮かび上がったという。

 同署が動機や詳しい経緯を調べている。

配信2017.9.12 12:53更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/170912/afr1709120018-n1.html