近くの自営業男性(65)は、信号待ちの車中から一部始終を見た。男性によると、脇道に止まった車列の1台に幹線道路を走ってきた車が衝突。双方から1人ずつが降りてきて、殴り合いを始めた。もみ合い中に1人が拳銃1発を発射。
弾は外れたが、狙われた男性が「撃ってみんかい」と挑発した。「パーン」。2発目は頭に当たり、男性は後ろ向きにゆっくり崩れ落ちた。「発砲した男は黒っぽい柄シャツとズボン姿で、頭は五分刈り、40歳くらいに見えた。
もみ合いの最中、近くには別の男2人がいたが、仲間かどうか分からなかった」と、あっという間の出来事を振り返った。

 近くで喫茶店を経営する女性は「発砲音を聞いて現場に行くと、顔から血が噴き出た男性が倒れ、地面は血まみれだった」と衝撃を受けた様子。
別の店の女性(50)は「男2人がけんかしていると警察に通報しようと店の奥に戻った時に銃声を聞いた。流れ弾が怖くて店内に引っ込み、慌てて110番通報した」と当時の様子を話した。