【中国経済】国有企業「3兆円不正」の証拠を公開!中国経済の「化けの皮」を剥ぐ エネルギーに自動車…デタラメだらけだ[9/01] 2ch.net
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トランプ政権の迷走でますます存在感を強める習近平・中国だが、その経済が「張り子の虎」である証拠を、本誌は入手した。出るわ出るわ、国有企業のインチキ経理の数々。やはり正常な国ではない。

「中国に経済学などない」

7月14日と15日、北京で全国金融活動会議が開かれた。共産党大会直前に、主な幹部が全員出席して行われた5年に一度の金融分野での重要会議だ。

習近平主席が長い演説を行った初日の会議終了後に、異変は起こった。中国共産党序列14位の孫政才・重慶市党委書記(53歳)が突然、身柄を拘束されたのである。

現役の中央政治局委員(トップ25)であり、今秋の第19回共産党大会で習近平主席の後継者になるとも目されていた幹部が引っ捕らえられたことで、金融問題の会議どころではなくなってしまった。

ある北京の経済官僚が明かす。

「党中央(習主席)に逆らうと恐ろしい報復が待っていることを見せつけたのだ。先日も、共産党の学習会の席で、習主席の最大の経済ブレーンである劉鶴・中央財経指導小グループ主任の最新の訓示が配られ、そこにはこう書かれていた。

『中国に純粋な経済学などない。あるのは政治経済学のみだ。習近平総書記を核心とする党中央が指導する経済学に従うことこそが、国務院(中央官庁)と国有企業に課せられた重大な使命である』

昨年11月には、『お上ではなく市場を見て仕事しろ』と常々言っていた楼継偉財政部長(財務相)が突然、閑職に追いやられた。

国有企業の経営者たちは、党中央に従わないと、たちまち『腐敗分子』のレッテルを貼られて逮捕される。ついこの間も国有企業18社が、見せしめに遭ったばかりだ」

本誌は、この時国会で報告された「審計結果公告」の全文を入手した。不正経理が発覚した18社は、エネルギー、自動車、鉄鋼、鉄道など多岐にわたり、いずれも中国を代表する巨大国有企業である。
(続く)


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つまり、国有企業の経営もデタラメだが、国有企業を利権としか見ない政治指導者もまた、問題なのだ。

「6.9%成長」の大ウソ

中国の国有企業事情に詳しいシグマ・キャピタルの田代秀敏チーフ・エコノミストが解説する。

「この18社は、中国経済の4割を占める国有企業の中核で、IT産業を除く各分野で圧倒的シェアを握っています。この中の東風汽車公司が日産、ホンダと合弁するなど、日本企業にとっても重要です。

党中央に経営を指導される国有企業幹部は、党内での昇進を最優先するので、経済合理性を軽視し、腐敗が横行しています。江沢民も胡錦濤も失敗した民営化抜きの国有企業改革に習近平も失敗したら、中国経済は停滞します」

中国国家統計局は7月17日、「今年上半期のGDP成長率は6.9%に達した」と、自信満々に発表した。だが前出の経済官僚によると、その実態はひどい「ドーピング経済」だという。

「地方自治体は昨年末時点で15兆3200億元(約250兆円)もの債務を抱え、少なからぬ国有企業がゾンビ企業≠ニ化している。

そのため党中央は、国有企業の傘の下に民営企業を呼び込んで、地方のインフラ投資を進めていくPPP(官民パートナーシップ)を奨励していて、その額は今年3月末時点で、14兆6000億元(約240兆円)に膨れ上がっている。

つまり国有企業のゴタゴタを民営企業が尻拭いさせられているのだ。

秋の共産党大会では、改革派筆頭の李克強首相の解任が発表されると噂されている。国有企業の民営化や小さい政府の実現を訴えていた李首相が解任されれば、中国経済はいよいよ暗黒時代に突入する。

不良債券まみれで経営が不透明な国有企業は焼け太りして、ますます共産党の集金マシンと化し、民営企業は健全に発展していかないからだ」

共産党が支配する中国経済は虚飾に満ちている。