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河野外務大臣は、中東5か国歴訪の日程を終えて、記者団に対し、日本が築いてきた信頼関係をもとに、中東和平の実現など地域の対立解消に向けて、さらなる役割を果たしていく考えを示しました。
河野外務大臣は、中東歴訪の最後の国、エジプトで、日本時間の12日午後、シシ大統領と会談したほか、リビアやパレスチナ暫定自治政府などの外相と相次いで会談しました。

このうちエジプトのシシ大統領との会談で河野大臣は「日本として、中東の安定に向けて、さらなる役割を果たす考えだ。今後も地域大国のエジプトと協力したい」と述べ、中東和平の実現などのために、エジプトと協力し、深く関与していく考えを伝えました。
また両氏は、北朝鮮を含む国際社会の課題に連携して対応していくことで一致しました。

河野大臣は、一連の日程を終えたあと記者団に対し「中東の中には、北朝鮮から、かなり多くの労働者を受け入れている国もある。『労働者の送金が核やミサイル開発の資金源になりうるので、きちんと制限してもらいたい』と申し上げ、かなり前向きな反応をいただいた」と述べました。

また河野大臣は、今後の中東政策について「どちらか一方につくのではなく、対立する両者の信頼関係を築く手伝いをするのが日本の役割だ。難しい問題だからといって、ちゅうちょする必要は全くない」と述べました。

9月13日 4時34分