直方市の福岡野生動物保護センター(アミノ動物病院内)で昨年保護されたフクロウが、約9カ月の治療をへて回復し、13日に野生に帰される。人為的に羽に切られた跡があったというが、今は元気に飛び回り、「ホー ホー」と鳴き声もあげるようになった。

 昨年11月25日、久留米市三潴町の路上で、登校中の小学生がみつけ、久留米署で“落とし物”として保護された。羽をバタバタとしているが飛べず、出血のある状態だったという。

 その後、いったん福岡市博多区のフクロウカフェに一時的に預けられた。運営会社の担当者によると、羽の一部と爪が切られた状態だったという。数日間で店内を少し飛べるようになる程度に回復したため、再び久留米署に戻された。

 県の委託を受けて、けがをした…

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