香川県警さぬき署は13日までに、さぬき市の「有料老人ホーム御徳」の入所者の男性(82)が、鼻から挿入したチューブで朝食の栄養剤を摂取した後に体調不良を訴え、呼吸不全により病院で死亡したと明らかにした

 チューブは通常、胃に直接差し込まれているが、司法解剖の結果、肺から液体状の異物が見つかったといい、同署はチューブの挿入方法など、詳しい状況を調べている。

 同署によると、男性は11日午前7〜8時ごろ、栄養剤を摂取。同11時15分ごろ、男性から「苦しい」との訴えを受けた巡回中の介護福祉士が病院に連れて行こうとしたが、男性は断った。約10分後に介護福祉士が様子を見に行った際も苦しそうだったため、同11時40分ごろ119番した。

 男性は自立歩行できず、介助が必要だった。チューブは食事以外の時間も常に挿入したままだったが、11日の朝食時に何らかの理由で挿入し直したという。

http://www.sankei.com/smp/west/news/170913/wst1709130030-s1.html