http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170913/k10011137471000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_048

12日、神戸市で指定暴力団・神戸山口組からの離脱を表明した別の組の暴力団員が拳銃で撃たれて殺害された事件で、使用された車には偽造されたナンバープレートがつけられていた疑いのあることが、警察への取材でわかりました。警察は、周到に準備した犯行と見て捜査しています。

12日、神戸市長田区の路上で、ことし4月に神戸山口組から離脱を表明した任侠山口組の楠本勇浩組員(44)が拳銃で頭を撃たれて殺害され、警察は、対立する神戸山口組側が任侠山口組の織田絆誠代表を狙ったと見て捜査しています。

警察によりますと、拳銃を撃った男は、なにわナンバーの黒い車を代表が乗っていたと見られる車に衝突させたあとに発砲していますが、このナンバーは登録がなく、偽造されたナンバープレートがつけられていた疑いのあることが、警察への取材でわかりました。

一方、近くの市営住宅の防犯カメラの映像には、現場の方向に歩いて向かう人物の映像が映っていました。この人物は、その後、再びカメラの前に現れ、手に何かを持ち現場から逃げるようにして走り去っています。
また、別のカメラには、任侠山口組側の3台の車が狭い路地で衝突されたあと、バックする様子などが映っていて、この映像にも市営住宅のカメラに映ったのと同じと見られる人物が映っています。

警察は、この人物も事件に関わった可能性が高いと見て特定を進めるなど、犯行グループが周到に準備して織田代表を狙ったと見て捜査しています。

9月13日 12時31分