https://www.cnn.co.jp/m/business/35107180.html

ニューヨーク(CNNMoney) 職場から愛車で帰宅した後も、そのまま車内でくつろげる――。仏ルノーがこんな生活を提案している。

12日にドイツで開幕したフランクフルトモーターショーで、ルノーが発表した電気自動車(EV)「Symbioz」は、住宅とセットになったコンセプトカーだ。

薄型のバッテリーを床下に収納することにより、車内に広い空間を確保した。自動運転機能が搭載され、運転席と助手席を180度回転させて走行中もゆったりとくつろぐことができる。


同時に発表された同系色のコンセプトハウスにすっぽりと収まり、リビングルームの一部になる。

エレベーターで持ち上げれば2階のラウンジに早変わりし、パノラマ式のサンルーフから星空を眺めることもできる。

ルノーのデザイン担当者は「車のデザインと身の回りのエコシステムを切り離して考えることは、もはやできない」と強調した。

すでに実用化されているEVと同様、家庭の電源で充電できる。逆に停電の時などは電力を供給することも可能だ。

Symbiozはまだコンセプトカーの段階だが、ここで提案された技術の多くを取り入れた試作車が、年内に完成する見通しだという。

2017.09.13 Wed posted at 17:47 JST

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車が家屋の一部として機能するという
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