http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170913/k10011138121000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008

オーストラリア東部では120か所以上で大規模な森林火災が発生し、地元の観光名所となっている博物館の展示物が焼けるなど、被害が広がっています。

南半球のオーストラリアでは本格的な春の訪れを前に、東部を中心に各地で気温が上がり、最大の都市シドニーでは13日、平年よりも10度以上高い最高気温33度と観測史上最高を記録しました。

こうした中、東部のニューサウスウェールズ州では、これまでに120か所以上で森林火災が発生していて、シドニーから北東に200キロ余りの街タンカリーでは、火災の影響で地元の観光名所となっている鉄道博物館の屋外に展示されていた貴重な機関車が焼けるなどの被害が出ました。

オーストラリアの公共放送ABCによりますと、地元の高校ではおよそ500人が校舎からの避難を余儀なくされたほか、一連の火災でこれまでにおよそ700ヘクタール、東京ドーム150個分の面積の森林が焼失したということです。

現地の消防はヘリコプターで上空から消火にあたっていますが、高温が続き、空気も乾いていて風も強いことから消火活動は難航していて、今後も被害が広がることが懸念されています。

9月13日 22時47分