前に大阪・堺の小学校で O-157 の集団感染があった。その時に児童の便を調べたデータでは、O-157菌がいっぱい居ながら一度も下痢をしなかった子供が30%いた。
逆に下痢を繰り返して入院した子供が10%。入院したこの子供達を調べてみると、大変に神経質で大腸菌の数が少なかった。
逆に、下痢をしなかった30%の子供には大腸菌がちゃんとあった。だから、O-157 が入ってきても元から居た大腸菌が O-157 を追い出したので下痢をしなかった。残る60%の子供達は、少し下痢をしたが元気だった。
だから大腸菌は悪者ではなく、本当は重要な働きをしている。よって、ばい菌もバランス良く持っている事が重要だ。