【ロンドン=岡部伸】ロンドンの地下鉄で起きた爆弾テロで、警察当局が逮捕した18歳の少年は、ロンドン近郊サリー州で英国人の里親に養育されている難民であることが17日までに判明した。フランス行きのフェリー乗り場の待合室で拘束されたといい、警察当局は国外逃亡を図ったとみて調べている。同テロで16日、新たに21歳の男が西部ハンスローで逮捕された。

 タイムズ紙によると、少年はヒースロー空港近くのサンベリーで88歳と71歳の老夫婦宅で里子として暮らしていた。住民の話ではシリアから逃れてきたという。警察当局は里親宅で爆弾を製造した可能性もあるとして家宅捜索を行った。

 BBC放送によると、少年は手製爆弾を地下鉄車内に仕掛けた。警察当局は防犯カメラの映像から顔認識技術によって少年を割り出した。協力者など全容解明を急ぐ。

2017.9.17 17:42
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