http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170919/k10011146901000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_030

安全保障関連法が成立して19日で2年となります。この間、政府は北朝鮮のミサイル警戒にあたるアメリカ軍のイージス艦への燃料提供など新たな任務も行っていて、今後、緊迫の度を増す北朝鮮情勢も踏まえ、日米の協力関係のさらなる強化を図る方針です。

集団的自衛権の行使を可能にすることなどが盛り込まれ、自衛隊の活動の範囲を拡大する安全保障関連法が成立してから19日で2年となります。

政府は安全保障関連法に基づいて、去年、南スーダンに派遣した陸上自衛隊の部隊に「駆け付け警護」などの任務を付与したほか、ことしに入ってからは海上自衛隊がアメリカ軍の艦船を守る「米艦防護」や、北朝鮮のミサイル警戒にあたるアメリカ軍のイージス艦への燃料提供を行いました。

これについて小野寺防衛大臣は先週の記者会見で、安全保障関連法の成立で日米の協力はよりスムーズに行われるようになったとしたうえで「日米同盟は強固になり、わが国の安全も一層確実なものとなったことは間違いない」と指摘しました。

政府は今後、緊迫の度を増す北朝鮮情勢も踏まえ、安全保障関連法に基づいて日米同盟のもとでの日本の役割の拡大に向けてさらに検討を進め、日米の協力関係のさらなる強化を図る方針です。

9月19日 4時36分