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9月19日 4時55分

河野外務大臣は訪問先のニューヨークでアメリカ、インドとの3か国による外相会談を行い、弾道ミサイルの発射や核開発を続ける北朝鮮への圧力を最大限強めるため国連安保理決議の完全な履行を各国に呼びかけていくことを確認しました。

国連総会に合わせてニューヨークを訪れている河野外務大臣は日本時間の18日午後10時前からおよそ30分間、アメリカのティラーソン国務長官、インドのスワラジ外相と3か国による外相会談を行いました。
日米印3か国の外相会談はおととし9月以来2回目です。

この中で河野大臣は、6回目の核実験に続き今月15日に再び日本の上空を通過する弾道ミサイルを発射した北朝鮮について「国際社会の安全に対するこれまでにない重大かつ差し迫った脅威だ。従来にない新たな段階の圧力が必要だ」と述べ、ほかの外相も同様の認識を示しました。

そのうえで3人の外相は、北朝鮮への圧力を最大限強めるため国連安全保障理事会で採択された制裁決議の完全で速やかな履行を連携して各国に呼びかけていくとともに、中国にも一層の役割を果たすよう求めていくことを確認しました。

また会談では、インド太平洋地域を自由で開かれたものにするため航行の自由や法の支配などの基本的価値を広げ、安全保障やインフラ整備など幅広い分野で3か国の連携を深め、ASEAN=東南アジア諸国連合の国々とも協力していくことで一致しました。