http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/4574434.html
実験には、単純なシューティング・ゲーム(インベーダー・ゲームのようなもの)を用いた。送信者は電極のついたヘッドギア、
受信者はコイルのついたヘッドギアをかぶり、それぞれのヘッドギアは
パソコンを介してインターネットでつながっている。
受信者はゲーム画面が見えない位置に座り、耳栓をつけた。

 送信者がゲーム画面を見ながら、「標的を撃つ」とイメージすることで脳波を出す。
すると、受信者の指が本人の意志とは別に動き、「標的を撃つ」発射ボタンを押すことに成功。
実験を行ったラジェシュ・ラオ教授は、「今は通信が一方通行なので、双方向でできるように研究したい」と語っている。

 この研究は、麻痺のある患者の身体機能を、他人の意思を使って回復させるという医療目的で進んでいる。
だが、脳から脳に直接情報を送ることができれば、テレパシーにも応用できることが期待され、大きな可能性を秘めている。