>>514
「無尽蔵に」が「好き放題に何円でも」という意味なら答えはNO。
例えば明日1京円分の国債を発行しても、民間の銀行が購入するための金(日銀当座預金)を
そんなに持ってないんで、売れません。まあ民間銀行が日銀から日銀当座預金を借り入れる
という選択を取るのであればあるいは不可能ではないでしょうが、その選択を取る保証も動機もありませんので。

ただし、一度に銀行が買える範囲の増額であれば十分可能です。
銀行の「買う余力」についてご心配のようですが、それは無用。
なぜなら、政府が国債を発行して得たお金は政府預金になりまして、
当然それは何らかの支払いに使うわけですが、大半は民間銀行に口座を持つ相手に振り込まれます。
この決済の際に政府預金→銀行の日銀当座預金という形の処理が行われますので、
日銀当座預金残高は政府が支出をした分回復します。
金利については日銀の金利制御が有効に働きます。

つまりは「一度に大量に、は無理でも、政府支出や日銀の買いオペなどによる
日銀当座預金残高の回復を待っての連続した発行は可能なんですよ。
もちろん、政府による支出はインフレ率を上げる要因なんで、
発行できるからと言って発行して良いかは別問題ではありますが。