●小野田さんの言葉


世の中には出来そうにないことでも、
やらなければならないことがあるし、
「できることでも やってはいけないことがある。」
この判断基準こそが、その人の価値を決める。


生まれた時は自我ばかり、
生きるためには自制と自律がなければ。


日本に帰還した時、やたらと「権利と義務」という言葉が目についた。
私が少年の頃は「まず義務を果たすこと」を教えられた。
権利は義務を果たせば自ずと与えられるもの。


よく「何でそんなに頑張ったのか」と聞かれるが、
頑張ったのではなく、頑張らざるを得なかったのだ。
皆がやっていることを、自分だけくじけたら笑われるから。


馬鹿な人は嫌いだ。馬鹿な人とは頭のわるい人のことではない。
自分勝手で思いやりや常識のない人のことだ。
人は一人では生きられないのだから。