【ニューヨーク=橋本潤也】北朝鮮の李容浩リヨンホ外相は23日午後(日本時間24日未明)、国連総会の一般討論演説に臨み、トランプ米大統領が金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼んだことを非難し、「我々のロケットが、米国本土に向かうことが避けられなくなる過ちを犯した」と威嚇した。

 トランプ氏を「精神的に錯乱し、誇大妄想と独りよがりの固まりのような人物」と激しい言葉で非難した上で、「このような人物が核兵器のボタンを持っていることこそ、国際社会の深刻な脅威だ」と訴えた。

 李氏は北朝鮮を「核保有国」だと強調し、「我々が核兵器を持たなければいけない理由は、米国に対処するためだ」と述べ、核開発は自衛的な措置だと主張。今後も核ミサイル開発を続けると訴えた。

http://yomiuri.co.jp/world/20170924-OYT1T50004.html