奈良県の天理市長選は24日、告示された。無所属で現職の並河健氏(38)のほかに立候補の届け出はなく、無投票で並河氏の再選が決まった。
同市長選の無投票当選は1996年以来。

天理市長、風俗店利用を謝罪 公務出張中「合法だが…」

 並河氏は、届け出締め切り後、支持者らが集まる天理市中心部の駐車場に向かい、「祝勝会」に出席。支持者らが万歳するなか、頭を下げ続けた。

 花束を贈られた後、マイクを握り、無投票当選について「白紙委任をいただいたわけではないと思っている」。
続けて「天理市も少子高齢化が進む。どうすれば持続的にまちを発展させていけるか。正念場の2期目だと思います。これまでと同様にみなさんと支え合って、まちづくりにがんばりたい」と話した。

 終了後、報道各社の取材に応じた。
公務出張中に風俗サービスを利用したことを8月末に週刊誌に報じられたことを問われ、「叱咤(しった)激励をしていただいたと受け止め、これまで以上に精進していきたい」と答えた。

http://www.asahi.com/articles/ASK9R5RPLK9RPOMB00F.html