サンフランシスコに少女3人の慰安婦像、中国や韓国などでも設置を計画―中国紙
レコードチャイナ 2017年09月25日 9時30分

2017年9月24日、環球時報は「日本人が直視できない像の除幕式がサンフランシスコで開催」と題し、現地時間22日に米カリフォルニア州サンフランシスコ市で行われた慰安婦少女像の除幕式について伝えた。

3人の少女が背中を向き合わせて手をつなぐこの像は、市内で最もにぎやかな場所にある公園に設置されている。
3人は慰安婦とされた中国、韓国、フィリピンの女性を示すもので、そばには3人を見つめる高齢女性の像がある。1991年に慰安婦としての被害を初めて証言した故金学順(キム・ハクスン)さんがこの高齢女性のモデルだそうだ。

除幕式には100人を超える人が出席し、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん(89)も韓国から参加した。
像の設置を進めてきたある関係者は取材に対し「容易な道のりではなかった」とコメント、像をデザインした英国の芸術家は「像が象徴するのは、異なる国の女性が苦痛を経験した後に団結して抗い、そして互いからエネルギーを得ようとする姿」と説明している。

また、カリフォルニア州知事は像の設置に関して「米国の主要都市に慰安婦の記念碑が設置されるのは初めて。人々の暗い歴史に対する広い認識を示すだけでなく、長年の沈黙が破られたことを意味する」とのコメントを発表したという。

記事によると、サンフランシスコと同じデザインの像は、中国、韓国、フィリピン、ベトナムでも設置が計画されている。(翻訳・編集/野谷)
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