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26日は、国連が定める「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」です。東京の渋谷駅前では、被爆者などが集まって、日本を含めたすべての国が核兵器禁止条約に参加するよう求める署名活動を行いました。

渋谷駅前で行われた署名活動には、被爆者などおよそ50人が参加しました。はじめに、署名活動の呼びかけ人の1人で、先月亡くなった日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の谷口稜曄代表委員に黙とうをささげました。そして、核兵器の廃絶を訴える署名活動を行いました。

今月20日、ニューヨークの国連本部では開発や保有などを法的に禁止する核兵器禁止条約の署名式が行われましたが、アメリカなどの核保有国や日本など核の傘で守られた国々は参加しませんでした。

今回の署名活動ではアメリカや日本も含めたすべての国が、条約を締結するよう求めています。集まった署名は、来月、国連本部に提出される予定です。

署名活動を行った日本被団協の田中煕巳代表委員は「原爆投下から72年がたち、ようやく核兵器禁止条約の署名式が行われ、今が世界から核兵器を無くす最大のチャンスだ。ただ、条約そのものを知らない人も多いので、私たち被爆者が声を上げて運動を広げていきたい」と話していました。

9月26日 16時34分

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