http://www.bbc.com/japanese/41383436

オーストラリア政府は25日、宇宙産業の振興を狙い独自の宇宙機関を創設すると発表した。オーストラリアは現在、先進国の中で宇宙機関を持たない数少ない国の一つ。

ミケリア・キャッシュ産業相代理は、宇宙産業の急速な成長から機会をつかむのは、オーストラリアにとって「不可欠なこと」だと述べた。

今年7月には、アーサー・シノディノス産業相が国内産業に関する報告書の中で、宇宙機関の創設を提言していた。

キャッシュ産業相代理は、「この機関は、国内での協力の中心となる一方で、海外との協力における窓口になる」と語った。
政治家や財界首脳らは、何千人もの雇用創出につながると期待を示している。
オーストラリア政府は、世界の宇宙産業の規模を4000億豪ドル(約35兆7200億円)以上と推計している。
キャッシュ産業相代理は、南部の都市アデレードで今週開かれる国際宇宙会議で新機関に関するさらに詳しい内容を発表する見通し。

オーストラリア宇宙産業協会によると、経済協力開発機構(OECD)加盟国で宇宙機関がないのはオーストラリアとアイスランドのみ。

(英語記事 Australia to create national space agency)

2017/09/25