http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170927/k10011157981000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_031

国連総会のライチャーク議長は、25日まで行われた世界各国の首脳による一般討論演説で多くの国が北朝鮮の核開発を取り上げたと指摘したうえで、「国際社会の結束に抵抗できる国はない」と述べ北朝鮮は核開発を放棄すべきだと強調しました。

今月、開幕した国連総会では、19日から25日までアメリカのトランプ大統領やフランスのマクロン大統領ら114か国の首脳を含む193か国の代表が国際問題などについて各国の立場を明らかにする一般討論演説が行われました。

これについて国連総会の議長を務めるスロバキアのライチャーク外相は26日、国連本部で記者会見を開き、演説では地球温暖化、テロリズムに次いで多くの国が、北朝鮮の核開発を取り上げたと指摘しました。

そのうえで「すべての国が事態の深刻さを理解している。国際社会が固く結束した姿勢に抵抗できる国などない」と述べて、北朝鮮は核開発を放棄すべきだと強調しました。

また、一般討論演説の期間中に、北朝鮮のリ・ヨンホ外相と会談し国際社会が北朝鮮の核開発を極めて深刻に受け止めていると直接伝えたことも明らかにしました。

さらに核軍縮についてライチャーク議長は「核軍縮を求める声は大多数の国から上がっており、互いに連携して解決されなければならない問題だという力強いシグナルを送ってほしい」と述べて、核保有国と非保有国が意思疎通を深めることが重要だという考えを示しました。

9月27日 9時13分