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栃木県那須町で登山の訓練中に高校生らが雪崩に巻き込まれ、8人が死亡した事故から27日で半年となり、現場近くに設けられた献花台では、訪れた人たちが花を手向けて犠牲者を悼みました。

ことし3月27日、栃木県那須町の茶臼岳で、登山の訓練中だった7つの高校の山岳部の生徒らが雪崩に巻き込まれ、生徒ら8人が死亡し、40人がけがをしました。

生徒7人と教員1人が亡くなった大田原市の大田原高校では、校内放送で事故から半年となったことが伝えられ、生徒と教職員合わせておよそ750人が黙とうをささげました。

また事故現場の近くに設けられた献花台では、訪れた人たちが花を手向けて犠牲者を悼みました。近くの飲食店を経営する60代の女性は、「事故の前日に生徒たちがスキー場に向かって歩いて行く姿を見ました。こういう悲しいことを二度と起こしてほしくありません」と話していました。

この事故では、県の教育委員会が設置した専門家による検証委員会が、教員に冬山の研修を行うなどの再発防止策を盛り込んだ最終報告書を取りまとめ、来月15日に提出することにしています。

また警察は、引率した教員や専門家などから話を聞くなどして、業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めています。

9月27日 12時28分