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調査捕鯨船、下関に2隻帰港 北西太平洋で177頭捕獲
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/0927/4p.html
6月から北西太平洋の沖合海域で2017年度の調査捕鯨を行った目視採集船「勇新丸」と「第三勇新丸」の2隻が26日、下関市の下関港に帰港した。
反捕鯨団体などによる妨害活動はなく、予定通りに177頭を捕獲した。
政府は商業捕鯨再開に向けて南極海とともに北西太平洋の調査捕鯨を継続している。
2隻は母船「日新丸」と6月半ばから調査に当たり、イワシクジラ134頭、ミンククジラ43頭を捕獲した。
胃の内容物などを調べ、資源管理や生態解明に役立てる。目視調査など非致死的調査も行った。
乗組員の家族らが出迎える中、2隻は午前中に同港に帰港。
調査主体の日本鯨類研究所主催の入港式が現地であり、水産庁国際課の近藤喜清課長補佐は「台風や低気圧の影響を受けたが、目標を達成できた。
収集したデータを分析し、商業捕鯨再開に向けた貴重な情報として活用したい」とあいさつ。
勇新丸の阿部敦男船長は調査捕鯨船への妨害行為への対応などを明記した「調査捕鯨実施法」が6月に成立・施行されたことに「乗組員一同喜んでいる」と感謝した。
政府は2017年度から12年間で、北西太平洋の沖合域と沿岸域を合わせて年間304頭のクジラを捕獲する新計画をスタートしている。