近鉄百貨店は27日、2017年3〜8月期の連結純利益が前年同期比92%増の17億円だったと発表した。従来予想は40%増の13億円で、2度目の上方修正となる。あべのハルカス近鉄本店で訪日外国人による買い物が増え、免税品売上高が4倍に増加した。

 売上高は3%増の1356億円。中でもあべのハルカス近鉄本店の売り上げは11%増と目立って伸びた。また近隣の百貨店で閉店が相次いだため他店の顧客を取り込んだ。子会社が受注したホテルの改装工事も業績を押し上げた。

 18年2月期通期の連結業績予想は精査中というが、足元の好調を踏まえ従来予想から上振れする可能性がある。

配信2017/9/27 22:35
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO21612030X20C17A9DTA000/