この騒動を気味の悪い三白眼を怪しく光らせてみつめている男がいる、そう石破だ。

「間抜けな民進党を潰したつもりが、逆に母屋を乗っ取られるとは、バカな女よ」
赤坂のSMクラブで、亀甲縛りに吊るされた女に激しく鞭を入れながら、上機嫌な石破。

「小池の総理の目は、これで消えた。安倍の次は俺の流れになる」
苦悶の表情の女にロウソクから滴り落ちる蝋を容赦なく垂らす。
この世のものとは思えない卑猥さを帯びた石破の三白眼が、
いつにも増して怪しく揺らめいて見えるのは、
天下への野心の炎が静かに燃え上がり始めたせいかも知れない。